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CCNAが活かせる仕事内容とは?CCNAの資格取得後の就職・転職について解説

2025/08/05

ネットワークエンジニアを目指すなら、誰もが一度は耳にするCCNA。でも実際のところ、この資格を取ったらどんな仕事ができるのか、年収はどれくらいになるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

実は今、IT業界では深刻な人材不足が続いており、CCNAを持っているだけで転職市場での価値は大きく跳ね上がります。未経験からでも大手企業への道が開け、年収400万円以上のスタートも夢ではありません。

本記事では、CCNA取得後にどんな仕事に就けるのか、実際の業務内容から年収事情、効率的な勉強方法まで、これからCCNAを目指す方が知りたい情報を余すことなくお伝えします。

CCNAってどんな資格?ネットワークエンジニアへの第一歩

CCNAは単なる資格ではありません。ネットワークの世界で活躍するための「パスポート」のような存在です。世界中で通用するこの資格について、まずは基本から押さえていきましょう。

世界最大手シスコ社が認定するネットワーク資格の実力

CCNAは、ネットワーク機器の世界シェアNo.1を誇るシスコシステムズ社が認定する資格です。正式名称は「Cisco Certified Network Associate」で、その頭文字を取ってCCNAと呼ばれています。

なぜシスコ社の資格がこれほど重要視されるのでしょうか。それは、国内企業の実に約半分がシスコ製品を使用しているからです。2位のNEC社が約5%ですから、いかにシスコ製品が圧倒的なシェアを占めているかがわかります。

つまり、CCNAを取得することは、実際の現場で使われている機器の操作方法や設定方法を身につけることと同じ。まさに即戦力として活躍できる証明となるのです。

シスコ認定資格にはいくつかのレベルがありますが、CCNAはアソシエイトレベルに位置づけられ、下から2番目の難易度です。これは決して「簡単」という意味ではなく、「初心者でも努力次第で取得可能」というレベルを示しています。

出典:国内ネットワーク機器市場シェア

初心者でも挑戦できる?CCNAの難易度と合格ライン

「ネットワークの知識がゼロでも大丈夫?」という不安を持つ方も多いでしょう。結論から言えば、CCNAには受験資格がありません。実務経験も前提資格も不要で、誰でも挑戦できます。

ただし、試験の難易度は決して低くありません。120分という限られた時間で約100問を解答する必要があり、1問あたり約1分のペースで進めなければなりません。合格ラインは公表されていませんが、受験者の報告によると1,000点満点中850点前後が目安とされています。

出題範囲は大きく6つの分野に分かれています。ネットワークの基礎(20%)、ネットワークアクセス(20%)、IP接続(25%)、IPサービス(10%)、セキュリティの基礎(15%)、自動化とプログラマビリティ(10%)という配分で、特定の分野に偏ることなく幅広い知識が求められます。

合格率は非公開ですが、各種情報を総合すると25~30%程度と推測されています。これは基本情報技術者試験と同等のレベルで、しっかりとした準備が必要なことを示しています。

受験料42,900円は高い?資格取得の投資対効果を考える

CCNAの受験料は42,900円(税込)。決して安い金額ではありません。学生や転職を考えている方にとっては、大きな出費に感じるかもしれません。

しかし、この投資に見合うリターンがあるのも事実です。CCNA取得者には月額3,000円から15,000円の資格手当を支給する企業が多く、年間で36,000円から180,000円の収入アップが見込めます。つまり、早ければ3ヶ月、遅くとも1年半で元が取れる計算になります。

さらに、CCNAは3年間の有効期限があります。これは一見デメリットに思えますが、常に最新の技術知識を持っていることの証明にもなります。IT業界は技術の進歩が速いため、古い知識のままでは通用しません。定期的な更新が必要だからこそ、CCNAの価値は保たれているのです。

CCNA取得後の仕事内容を徹底解説!

CCNAを取得したら、実際にどんな仕事をすることになるのでしょうか。多くの方が気になる具体的な業務内容について、現場の実態を交えながら解説します。

ネットワークエンジニアとして働く日常業務

CCNA取得後、最も一般的なキャリアパスはネットワークエンジニアとしての道です。

日々の業務では、ルーターやスイッチなどのネットワーク機器の設定や管理が中心となります。朝出社したら、まず夜間のネットワーク稼働状況をチェック。異常がないか監視ツールで確認し、必要に応じて対応します。

トラブルが発生した場合は、原因の切り分けから始まります。「インターネットにつながらない」という報告を受けたら、CCNAで学んだ知識を活かして原因を特定。新しいオフィスの開設時には、IPアドレスの設計から実際の配線作業まで、幅広い業務に携わることになります。

監視・運用・保守から始まるキャリアステップ

多くの場合、CCNA取得直後は監視・運用・保守といった下流工程からスタートします。これは実務経験を積むための重要なステップです。

監視業務では24時間365日稼働するネットワークを見守り、運用業務では日々のバックアップやメンテナンス、保守業務では機器の故障対応を行います。これらの経験を通じて、現場のノウハウを身につけていきます。

設計・構築へのステップアップで広がる仕事の幅

経験を積んだ後は、設計・構築といった上流工程へとステップアップしていきます。

設計フェーズでは、顧客の要望をヒアリングし、最適なネットワーク構成を提案。構築フェーズでは、設計書に基づいて実際にネットワークを作り上げます。この段階になると、年収も大幅にアップし、やりがいも格段に増していきます。

インフラエンジニアとしての4つの職種展開

CCNA取得後のキャリアは、ネットワークエンジニアだけに限りません。サーバーエンジニア、クラウドエンジニア、セキュリティエンジニアという選択肢があり、どの道でもCCNAの基礎知識は必ず役立ちます。

CCNA保有者の働き方とシフト制の実態

IT業界の働き方は一般的な会社員とは少し異なる部分があります。特に気になる夜勤やシフト制について、実際の現場はどうなっているのか見ていきましょう。

夜勤シフトの実例と働き方のパターン

インフラエンジニアの大きな特徴の一つが、24時間365日の監視体制です。ネットワークは眠らないため、誰かが常に見守る必要があります。

よくあるシフトパターンの一つは、「2日夜勤→2日休み」というサイクルです。例えば月曜と火曜の夜勤(19時~翌7時)を担当したら、水曜と木曜は休み。金曜からまた日勤に戻るという流れです。

別のパターンとして「4日夜勤→4日休み」という変則的なシフトもあります。4日間連続で夜勤は体力的にきついように思えますが、その分4連休が取れるため、旅行好きな人には人気があります。

夜勤の業務内容は日勤に比べて落ち着いていることが多く、監視とトラブル対応が中心です。深夜2時から5時頃は特に静かで、資格の勉強をする時間も確保できます。実際、夜勤中にCCNPなど上位資格の勉強をして、キャリアアップを果たす人も少なくありません。

夜勤のメリット・デメリットと向いている人の特徴

夜勤と聞くと「きつそう」というイメージが先行しがちですが、実はメリットも多くあります。

最大のメリットは夜勤手当です。企業によって異なりますが、1回の夜勤で3,000円から8,000円の手当がつくことが一般的。月に10回夜勤があれば、それだけで3万円から8万円の収入アップになります。

また、平日の昼間に自由な時間が取れるのも大きなメリットです。銀行や役所の手続きも楽にできますし、混雑を避けて買い物や外出ができます。

一方でデメリットもあります。生活リズムの乱れは避けられませんし、友人や家族と時間を合わせづらくなることも。体質的に夜型の人は問題ありませんが、朝型の人には辛いかもしれません。

夜勤に向いているのは、一人の時間を大切にできる人、規則正しい生活にこだわらない人、そして何より高収入を重視する人です。逆に、家族との時間を大切にしたい人や、健康管理に不安がある人は避けた方が良いでしょう。

日勤のみで働ける職場の探し方

「夜勤は絶対に無理」という方も安心してください。CCNA保有者が日勤のみで働ける職場も数多く存在します。

まず狙い目なのが、一般企業の社内SE部門です。自社のネットワーク管理を担当するポジションで、基本的に社員と同じ勤務時間で働けます。

次に、ネットワーク機器メーカーやSIerの技術部門。設計や提案が中心の仕事なので、顧客企業の営業時間に合わせて日勤となります。

転職サイトで求人を探す際は、「日勤のみ」「夜勤なし」といったキーワードで検索しましょう。また、面接では必ず勤務体系について確認することが大切です。

気になる年収事情!CCNA取得者の給与相場と資格手当

資格を取る最大のモチベーションの一つが年収アップではないでしょうか。CCNA取得者の実際の年収について、詳しく見ていきましょう。

経験年数別の年収レンジ

CCNA保有者の年収は、経験年数によって大きく変わります。

未経験から3年目までは、年収400万円から450万円程度が相場です。この時期は主に監視・運用業務を担当し、実務経験を積む期間。それでも一般的な新卒の初任給と比べれば高水準といえます。

4年目から7年目の中堅層になると、年収は450万円から550万円にアップします。設計や構築業務にも携われるようになり、責任も収入も増えていきます。

8年以上のベテランになれば、年収550万円から600万円以上も珍しくありません。プロジェクトリーダーやマネージャーとして活躍する人も多く、技術力だけでなくマネジメント力も評価されます。

資格手当で月収アップ!企業別の手当相場

CCNAの大きな魅力の一つが資格手当です。多くの企業が資格取得を奨励しており、毎月の給与に上乗せされます。

資格手当の相場は月額3,000円から15,000円と幅があります。平均的には5,000円から8,000円程度の企業が多いようです。年間にすると6万円から9万6,000円のプラスになるため、決して小さな金額ではありません。

また、CCNAの上位資格であるCCNPを取得すれば、さらに高額な手当が期待できます。両方持っていれば、資格手当だけで月2万円以上になることも珍しくありません。

地域差と企業規模による年収の違い

年収は働く地域によっても大きく変わります。やはり東京が最も高く、ネットワークエンジニアの平均年収は450万円から650万円。次いで大阪、名古屋と続きます。

地方都市では350万円から550万円程度と、東京に比べて100万円ほど低くなります。ただし、生活費も安いため、実質的な生活水準はそれほど変わらないという声も多く聞かれます。

企業規模による違いも顕著です。従業員1,000人以上の大企業では、福利厚生も含めた総合的な待遇が充実。年収だけでなく、退職金や企業年金なども考慮すると、生涯賃金で大きな差がつきます。

CCNA資格が就職・転職で圧倒的に有利な理由

IT業界への就職・転職を考えているなら、CCNAは最強の武器になります。なぜこれほどまでに評価されるのか、その理由を探ってみましょう。

IT人材不足の今がチャンス!数万件規模の求人市場

現在、日本のIT業界は深刻な人材不足に直面しています。経済産業省の調査によると、2022年時点で約32万人、2030年には最大79万人のIT人材が不足すると予測されています。

出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」

この状況下で、CCNAを持っているということは大きなアドバンテージです。実際に大手求人サイトで「CCNA」を検索すると、数万件もの求人がヒットします。

特に注目すべきは「未経験可」の求人の多さです。通常、エンジニア職は経験者優遇が当たり前ですが、CCNAを持っていれば未経験でも門戸が開かれています。

未経験でも大手企業への扉が開く資格の威力

「未経験から大手企業なんて無理」と思っていませんか?CCNAがあれば、その常識は覆ります。

実際、大手SIerや通信キャリア、金融機関のIT部門など、通常は新卒か経験者しか採用しない企業でも、CCNA保有者なら未経験でも採用するケースが増えています。

なぜなら、CCNAは単なる知識の証明だけでなく、「学習意欲」と「基礎力」の証明でもあるからです。難関資格に挑戦し、合格するまでやり抜いた姿勢は、どんな企業でも高く評価されます。

転職成功率99%を実現する正しい活動方法

CCNAを取得したら、あとは正しい方法で転職活動を進めるだけです。

まず重要なのは、求人サイトと転職エージェントの併用です。それぞれが扱う求人が異なるため、両方使うことで選択肢が大きく広がります。

求人サイトでは、dodaやマイナビ転職がIT系求人に強くおすすめです。転職エージェントは、IT業界に特化したところを選ぶことが重要です。

良いエージェントの見分け方は簡単です。初回面談で「CCNAを取得されているんですね。素晴らしいです」と評価してくれるか、具体的なキャリアパスを提示してくれるか、この2点をチェックしてください。

最短でCCNA合格を目指す!効率的な勉強方法

CCNAは決して簡単な資格ではありませんが、正しい方法で勉強すれば必ず合格できます。最短ルートで合格するための具体的な方法をご紹介します。

未経験者は200時間、経験者なら100時間の学習計画

まず大切なのは、自分のレベルに合った学習時間を確保することです。

IT未経験者の場合、基礎から学ぶ必要があるため、最低でも200時間の学習時間が必要です。1日2時間勉強すれば約3ヶ月、3時間なら2ヶ月強で到達できる計算になります。

情報系の学校を卒業した方や、ITの基礎知識がある方なら、100時間から140時間程度で合格レベルに達することができます。

学習計画を立てる際は、余裕を持ったスケジュールにすることが大切です。仕事や学校と両立する場合、予定通りに進まないこともあります。目標期限の1ヶ月前には仕上がるような計画を立てましょう。

必読の参考書「白本」と学習サイト「Ping-t」活用法

CCNA学習の定番といえば、通称「白本」と呼ばれる「シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集」です。888ページという圧倒的なボリュームで、試験範囲を完全網羅しています。

白本の使い方は、まず一通り読んで全体像を把握すること。最初は理解できない部分があっても構いません。2周目で理解を深め、3周目で完全に自分のものにするイメージです。

並行して活用したいのが、Web学習サイトの「Ping-t」です。無料で利用できる問題が豊富で、特に選択問題の対策には欠かせません。

模擬試験で安定して85%以上の正答率が取れるようになれば、本番でも合格できる実力がついています。

シミュレーション問題対策で合格を確実にする方法

CCNAの最大の難関が、実機操作を模擬したシミュレーション問題です。

対策として最も効果的なのは、シスコ公式の「Packet Tracer」を使うことです。無料でダウンロードでき、実際のネットワーク機器の動作をシミュレートできます。

Packet Tracerでは、ルーターやスイッチの設定を実際にコマンドで入力して練習できます。最初は基本的なIPアドレスの設定から始め、徐々にVLANやルーティングプロトコルの設定へとステップアップしていきましょう。

シミュレーション問題は配点が高いため、ここで確実に点を取れれば合格がぐっと近づきます。毎日30分でもいいので、コマンド練習の時間を確保することをおすすめします。

CCNA取得後のキャリアパスと将来性

CCNAはゴールではなく、スタートラインです。取得後は大きく3つの道が開けています。

まず王道は、上位資格CCNPへの挑戦です。年収600万円~800万円が狙え、資格手当も月額15,000円~30,000円と高額。実務経験2~3年を積んでから挑戦する人が多いです。

次に注目は、クラウドやセキュリティ分野への展開。AWS認定資格と組み合わせれば、年収700万円~1,000万円のクラウドエンジニアへの道も開けます。

さらに、フリーランスという選択肢も。月単価60万円~100万円の案件が豊富で、年収1,000万円超えも夢ではありません。

技術を極めるもよし、マネジメントに進むもよし。CCNAで身につけた基礎があれば、IT業界のどんな変化にも対応できます。あなたの挑戦が、必ず素晴らしいキャリアにつながるはずです。

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