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基本情報技術者とは?活躍できる仕事や魅力、ITエンジニアとしての活用方法など

2025/08/06

IT業界への転職を考えているけれど、何から始めればいいのか分からない。そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。実は、IT業界には「基本情報技術者」という、未経験者でも挑戦できる国家資格があります。

この資格は単なる知識の証明だけでなく、実際の仕事で活かせる実践的なスキルが身につくため、多くの企業から高い評価を受けています。本記事では、基本情報技術者試験の概要から、取得後に広がるキャリアの可能性まで、転職を考えている方に役立つ情報を詳しくお伝えします。

基本情報技術者試験って何?IT業界への第一歩を踏み出そう

基本情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験です。IT業界で働くために必要な基礎知識と実践的なスキルを証明する資格として、多くの企業から認知されています。ここでは、この資格がなぜ「ITエンジニアの登竜門」と呼ばれるのか、その理由と試験の詳細について見ていきましょう。

ITエンジニアの登竜門と呼ばれる理由

基本情報技術者試験が「ITエンジニアの登竜門」と呼ばれるのには、明確な理由があります。

まず、この試験では実務で必要となる幅広い知識が問われます。プログラミングの基礎からデータベース、ネットワーク、セキュリティまで、ITエンジニアとして働くうえで欠かせない分野を網羅しているのが特徴です。

また、多くのIT企業では新入社員に対して、入社後一定期間内にこの資格の取得を推奨しています。これは、基本情報技術者試験の学習を通じて、実務に必要な共通言語や考え方を身につけられるからです。

いつでも受験できるCBT方式

2023年4月から、基本情報技術者試験は大きく変わりました。これまで年2回(春期・秋期)しか受験機会がなかったものが、CBT(Computer Based Testing)方式により通年で受験できるようになったのです。

CBT方式では、全国にある試験会場のコンピュータを使って受験します。自分の都合に合わせて試験日を選べるため、仕事をしながら資格取得を目指す社会人にとって大きなメリットとなっています。

この制度変更により、不合格になった場合でも短期間で再チャレンジできるようになり、モチベーションを保ちながら学習を続けられる環境が整いました。

問題は、多くの受験者が苦手とする分野ですが、配点が高いため合否を左右する重要な部分です。

なぜ今、基本情報技術者が注目されているの?

IT業界を取り巻く環境は急速に変化しており、基本情報技術者資格への注目度も年々高まっています。ここでは、なぜ今この資格が注目されているのか、その背景と価値について詳しく解説します。

深刻化するIT人材不足|79万人が足りなくなる未来

経済産業省の調査によると、2030年にはIT人材が最大で約79万人不足すると予測されています。現在でも多くの企業がIT人材の確保に苦労しており、優秀なエンジニアの獲得競争は激化の一途をたどっています。

このような状況下で、基本情報技術者資格を持つ人材は「基礎がしっかりしている」という評価を受けやすくなっています。企業側も、資格取得者であれば一定の知識レベルが保証されているため、採用後の教育コストを削減できるというメリットがあります。
(出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」2019年4月

合格率が2倍に!上昇した背景とは?

基本情報技術者試験の合格率は、近年大きく変化しています。かつては20~30%程度だった合格率が、現在では40%台まで上昇しているのです。

この変化の最大の要因は、2023年4月からの試験制度改革です。CBT方式への移行に伴い、試験問題の形式も見直されました。また、科目B試験でプログラミング言語を選択する必要がなくなり、擬似言語での出題に統一されたことも、合格率上昇の要因の一つです。

企業が求める「即戦力の証明書」としての価値

基本情報技術者資格は、単なる知識の証明以上の価値を持っています。多くの企業では、この資格を「即戦力として期待できる人材」の指標として活用しています。

実際、求人票を見ると「基本情報技術者資格保有者歓迎」という記載をよく目にします。また、顧客との打ち合わせや提案の場面でも、資格を持っていることで信頼性が高まります。

基本情報技術者を取ると、どんな仕事ができる?

基本情報技術者資格を取得すると、IT業界のさまざまな職種への道が開けます。ここでは、代表的な職種とその仕事内容について紹介します。

プログラマーからスタート|コードを書く仕事の醍醐味

プログラマーは、システムエンジニアが作成した設計書を基に、実際にプログラムを作成する仕事です。基本情報技術者試験で学ぶアルゴリズムやプログラミングの知識は、この仕事で直接活かされます。

プログラマーの醍醐味は、自分が書いたコードが実際に動作し、人々の役に立つシステムになることです。最初は簡単な機能の実装から始まり、経験を積むにつれて複雑なシステムの開発にも携われるようになります。

システムエンジニア(SE)|設計から運用まで幅広く活躍

システムエンジニア(SE)は、顧客の要望を聞き取り、それを実現するシステムの設計から開発、運用までを統括する仕事です。基本情報技術者資格で得た幅広い知識が、この職種では特に重要になります。

SEの仕事は技術的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力も求められます。顧客との打ち合わせでは、専門用語を分かりやすく説明し、相手のニーズを正確に把握する必要があります。

インフラエンジニア|ITシステムの土台を支える仕事

インフラエンジニアは、サーバーやネットワーク、データベースなど、ITシステムの基盤となる部分の設計・構築・運用を担当します。基本情報技術者試験で学ぶネットワークやセキュリティの知識が直接活かせる職種です。

最近では、AWS(Amazon Web Services)やMicrosoft Azureなどのクラウド基盤の構築・運用スキルも求められるようになっています。新しい技術を常に学び続ける必要がありますが、それだけ市場価値も高い職種といえます。

ITサポート・ヘルプデスク|未経験者も始めやすい入り口

ITサポートやヘルプデスクは、社内外のユーザーからの問い合わせに対応し、技術的なサポートを提供する仕事です。基本情報技術者資格で得た幅広い基礎知識が、様々な問い合わせに対応する際に役立ちます。

この職種の魅力は、IT業界未経験者でも比較的始めやすいことです。実際の業務を通じて実践的なスキルを身につけながら、IT業界でのキャリアをスタートできます。

資格を取ったら給料は上がる?現実的なメリットを検証

基本情報技術者資格の取得を考える際、多くの人が気になるのが「実際にどれくらいメリットがあるのか」という点でしょう。ここでは、資格取得による具体的なメリットについて検証していきます。

資格手当で月収5,000円~1万円アップの企業も

多くのIT企業では、基本情報技術者資格の保有者に対して資格手当を支給しています。金額は企業によって異なりますが、月額5,000円から1万円程度が一般的です。

年間で考えると6万円から12万円の収入増となり、決して小さな金額ではありません。さらに、資格取得時には一時金として2万円から10万円程度の報奨金を支給する企業もあります。

転職市場での評価と履歴書に書ける国家資格の強み

転職活動において、基本情報技術者資格は強力な武器となります。国家資格であることから信頼性が高く、履歴書に記載することで書類選考の通過率が上がる傾向があります。

特にIT業界未経験者や第二新卒の転職では、実務経験の不足を資格でカバーできる点が大きなメリットです。求人サイトでも「基本情報技術者資格保有者優遇」という記載が多く見られます。

次のステップへ!応用情報技術者への道筋

基本情報技術者資格は、IT技術者としてのキャリアの第一歩に過ぎません。次のステップとして、多くの人が応用情報技術者試験に挑戦します。

応用情報技術者は、基本情報技術者の上位資格として位置づけられており、より高度で実践的な知識が問われます。基本情報技術者の知識があれば、追加で200時間程度の学習で合格レベルに達することが可能とされています。

文系出身・IT未経験でも大丈夫?合格への道のり

「文系出身だから」「プログラミング経験がないから」という理由で、基本情報技術者試験を諦めている人はいませんか。実は、合格者の中には文系出身者やIT未経験者も多く含まれています。

必要な勉強時間は200時間|効率的な学習プランの立て方

IT未経験者が基本情報技術者試験に合格するために必要な学習時間は、一般的に200時間程度といわれています。これを3ヶ月で達成する場合、1日あたり約2時間の学習が必要です。

学習の順序も重要です。最初の1ヶ月は科目Aの基礎知識を中心に学習し、2ヶ月目からは科目Bのアルゴリズムとプログラミングに取り組み、最後の1ヶ月は過去問題を繰り返し解いて実戦力を養います。

独学VS通信教育|自分に合った学習方法の選び方

基本情報技術者試験の学習方法は、大きく分けて独学と通信教育の2つがあります。

独学のメリットは、費用を抑えられることと、自分のペースで学習できることです。市販の参考書と問題集を購入すれば、1万円程度で学習を始められます。

一方、通信教育は体系的なカリキュラムと手厚いサポートが魅力です。動画講義で分かりやすく解説してくれるため、特にプログラミング未経験者には理解しやすいでしょう。費用は3万円から5万円程度かかりますが、効率的な学習ができます。

基本情報技術者を活かしたキャリアプラン

基本情報技術者資格を取得した後、どのようにキャリアを築いていけばよいのでしょうか。ここでは、資格を最大限に活かすためのキャリアプランについて解説していきます。

新卒・第二新卒|IT企業への就職活動での活用法

新卒や第二新卒の就職活動において、基本情報技術者資格は大きなアドバンテージとなります。特に文系学部出身者がIT企業を志望する場合、この資格が「本気度」を示す証明になります。

エントリーシートでは、資格取得に至った動機や学習過程での工夫点を具体的に記載しましょう。面接では、資格学習で得た知識を実務でどう活かしたいかを語ることが重要です。

異業種からIT業界へ|転職成功者の体験談

異業種からIT業界への転職は、決して珍しいことではありません。営業職や事務職からエンジニアに転身した人も多くいます。

転職成功者に共通しているのは、前職での経験を否定せず、IT業界でどう活かせるかを明確にしていることです。基本情報技術者資格は、その橋渡しとなる重要な役割を果たしています。

資格取得後のキャリアアップ|3年後、5年後の自分を描く

基本情報技術者資格取得後のキャリアパスは、人それぞれですが、計画的に進めることで着実にステップアップできます。

入社1~2年目は、実務経験を積みながら技術力を磨く期間です。3年目以降は、より上流工程に携わる機会が増えてきます。5年後には、プロジェクトリーダーやチームリーダーとして、後輩の指導や育成にも携わることになるでしょう。

重要なのは、常に学び続ける姿勢を持つことです。IT業界は技術の進歩が速いため、継続的なスキルアップを心がけましょう。

基本情報技術者で広がるIT業界での可能性

基本情報技術者資格は、IT業界でキャリアを築くための確かな第一歩となります。この資格を通じて得られる知識とスキルは、様々な職種で活かすことができ、将来の可能性を大きく広げてくれます。

IT人材不足が深刻化する中、資格保有者への需要は今後さらに高まることが予想されます。文系出身者やIT未経験者でも、適切な学習方法と努力次第で十分に合格可能です。

基本情報技術者資格は、単なる知識の証明ではありません。IT業界で活躍したいという意欲と、そのための努力を形にしたものです。この資格を足がかりに、あなたもIT業界での新たなキャリアをスタートさせてみませんか。

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