エンジニアの職種一覧(保全エンジニア) | e仕事エンジニア

エンジニアの職種一覧

製造業

保全エンジニア

設備保全エンジニアは、工場や設備の保全に携わります。主に、「修理」がメインの事後保全と「点検」がメインの予防保全の2つの種類があります。事後保全では、故障や不具合、製品不良などの問題が発生した際に、機械の調査を行って原因を突き止め、修理を行うことが主な業務です。予防保全では、計画的に機械の点検・部品交換などを行い、故障や不具合が出ないよう予防していきます。どちらも、工場の機械や設備を長く安全に稼働させるためには、欠かせない仕事です。IoTの時代において、設備保全にもより高いレベルの知識とスキルが要求されるようになっています。

受講期間
約1カ月半~2カ月弱

保全エンジニアの研修制度

保全エンジニアの研修の特徴

設備保全エンジニアになるための多彩な研修を用意しています。
一般モラル研修では、社会人の心構えや安全衛生、一般工具の使い方などを学びます。より専門的な学びとして機械系研修、電気系研修と専門性に基づいた研修があります。また、半導体や物流、プラント保全に関するオプション研修も用意しています。 これらの研修を受けることで、設備保全エンジニアとして働くために必要な知識や技術を⾝につけることができます。

目指せる資格

  • 機械保全技能士(国家資格)
  • 自主保全士
  • 品質管理検定

など

研修の一日の流れ

あくまで一例です。就業場所により異なります。

  1. 8:30

    研修室に集合

    大きな声で、朝の挨拶から研修がスタートします。身だしなみのチェック、健康状態確認、研修に関する伝達事項等を行います。

  2. 9:00

    研修の開始

    午前中は主に座学により保全業務に必要となる部品、図面、工具測定器等について学びます。

  3. 12:00

    昼食

    お弁当を注文することもできますし、近くのコンビニに買い出しに行くこともできます。同僚たちとの談笑も楽しみの一つ。

  4. 13:00

    午後の研修

    午後は、主に実技研修を行います。午前中に習った基礎知識を実際の機器で確認することで、基礎知識の理解を深めていきます。

  5. 17:00

    本日の研修終了

    研修室に集合し、1日の研修について振り返りを行います。
    講師からのアドバイスを聞いて、明日の研修に向けた準備を行います。

  6. 17:30

    帰宅

    寮に帰り、一日の疲れを取りリフレッシュします。 今日の研修内容の復習も忘れずに行います。

『認定職業訓練校』テクノセンター

認定職業訓練校で、未経験から設備保全の専門技術を身につけることができます。講師陣は、職業訓練指導員の免許、機械保全技能士1級(国家資格)を持つ講師や、大手メーカーでの実務経験、技術研修の実績が豊富なプロフェッショナルが担当します。講義(座学)と半導体製造装置実機や産業用ロボット実機操作などの実技研修を組み合わせた、実践的なカリキュラムが特長です。

テクノセンターでは、約1カ月間の集中研修を通じて、社会人としてのモラルやマナーから機械・電気の専門知識までを学べます。研修終了後は、学んだスキルを活かせる職場への配属やキャリアサポートが行われます。また、研修中には給料が支給されるため、安心して学べる環境が整っています。

全国に9カ所あるテクノセンターですが、最近では、神奈川県相模原市に新設された関東テクノセンターが、最先端の製造装置や産業ロボットを使った研修を提供しており、充実した設備と講師陣によって、より高度な技術習得が可能となっています​。

保全エンジニアとして就職

保全エンジニアのキャリアプラン

就業後のフォローアップ体制(面談等)でキャリアプラン、キャリアチェンジをサポートしています。スキルアップを続けることで、生産設備から工場全体(プラント)の保守点検にも携わることができます。

就業前:職場体験型研修 を実施します→基礎知識習得後、就業後 :組立・加工・塗装などの工程に携わります。→担当するラインの管理を行います。→経験を積み、リーダーや管理者としてチームを率いる立場になります。→適性に応じてさらにステップアップしていきます。

主な就業先

  • 自動車関連
  • 半導体関連
  • 家電メーカー関連

モデル年収

30歳/女性/保育士 Aさん

前職の年収 310 万円

保全エンジニア研修後

エンジニア
転職後の収入
400 万円 (経験1年)

前職と比較して 29 %UP

27歳/男 /機械オペレーター Bさん

前職の年収 370 万円

保全エンジニア研修後

エンジニア
転職後の収入
500 万円 (経験3年)

前職と比較して 35 %UP

実際の声

体験者の声

    • 保全エンジニア
    • 文系出身

    文系出身だったからこそ、理系チックな「保全」という仕事にあこがれたのがきっかけ

    保全エンジニアとして工場で活躍するための基礎知識を学びました。最初は文系出身の自分でもついていけるか不安でしたが、講師の方たち教え方が本当にわかりやすく、何度質問しても丁寧に教えて下さったので、すごく安心しました。 特にお世話になった講師には、技能面だけでなく派遣先に行った時に、どういう風に上司や社員たちと関わっていけばよいのかという人としてのあり方も教えていただき、本当に感謝しています。 派遣先が決まり関西テクノセンターを離れる時には、講師から「君なら大丈夫!」と強く背中を押してくれたので、自分にとっての自信につながりました。

    福井県出身 H様

    • 保全エンジニア
    • 文系出身

    同期たちと一緒に技術を身につけていくのは、やりがいもあって楽しい

    大学は経済学部でしたので工具の使い方もわからないところからのスタートでした。ただ、そんな自分でもテクノセンター という施設で研修してスキルを身につけることができました。座学で知識を身につけるのはもちろん、図面を見ながら配線を組んだり実技の研修もしました。同時期に入社した同期たちと一緒に技術を身につけていくのは、やりがいもあって楽しかったですね。
    研修終了後は自動車を製造するマシンのメンテナンスを担当しています。テクノセンターで研修したとはいえ、最初は自分にできるか不安でしたがチームの先輩がサポートしてくれたので安心できました。

    北海道出身 T様

現場の声

関東テクノセンター

センター長 林泰孝

有効求人倍率はなんと4.0倍超。需要は常に高く、企業に求められる人材を育て輩出しています。

テクノセンターでは、機械メンテナンスに関わる「機械」「電気」の基礎の部分を学ぶことができます。
教えている講師は現場でメンテナンス経験があり、「職業訓練指導員」の資格を持った者が務めています。
一人ひとり「工具」「部品」「測定器」といったものをすべて揃えていますので、実際に体験しながら学ぶことができます。
「工具などを一切使ったことがない」といった方でもこの研修を通して現場で活躍している方は大勢います。
未経験でも初心者の方でも大歓迎です。
回路図をみて自分で配線をして、ある程度のプログラミングが理解できるようになります。複雑なものはまだまだ学ぶことは先になりますが、ソフトの使い方、パソコンの使い方などはしっかりと身につくと思います。
モノづくりの現場では設備の自動化が加速し、設備の複雑化・高度化が進んでいるため、ますます専門性のある保全士のニーズ・需要が高まり続けます。将来性は非常に明るいものがあると思います。
テクノセンターでは、そのような技術をしっかりと身に付けることができます。
これからのモノづくりを支えていくのは皆さんです。是非、一緒に第一歩を踏み出しましょう!